異様な強さの東京市場 [株式]
連休明けの東京株式市場は小幅下落。日経平均株価は13円安の23346円
で大引け。東証1部の出来高は15.1億株、売買代金は2.7兆円。
昨晩のNYダウは140ドル高、NASDAQ指数は184ポイント高。ドル円は
105円絡み。
週明けの大幅下落から昨晩のNYダウは戻したため、東京市場は最悪の状況は
回避されると見ていたが、予想を上回る強さ。
海外市場の動きなどどこ吹く風といった具合だ。東証大引段階で日経平均と
NYダウのスプレッドは4000を下回ってきた。
なぜ東京市場は強いのか。まず、欧州がコロナ第2波、米国もなかなか収まら
ない中、日本はコロナ禍を抑え込んだに等しい状況がある。
企業業績回復も欧米より早そうだという連想が働いてもおかしくない。
そして、政権の支持率。米国の政界が混乱しているのに比べ菅政権の支持率は
高く、安倍路線継続を謳ったことで安心感がある。
年内の解散も噂され、与党大勝の思惑で株高につながっている可能性がある。
そして、来週28日までの中間決算の配当取り。
これらがミックスしたものだろうが、来週以降も続くようだと解散睨んで株価
は下げさせないという力学が働いている可能性もある。
日柄は先週がポイントだが、これだけ強いと値幅調整より足踏み調整の展開も
ある。
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