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年金のリバランス売りを警戒 [株式]


週明け26日の株式市場は3日続落。日経平均株価は82円安の32698円
で大引け。プライム市場の出来高は11.7億株、売買代金は3.2兆円。

寄付き5分で400円近く下落した後、切り返し始め一時はプラス圏へ。ただ、
33000円には届かず、ザラ場高値は103円高の32884円まで。


総じて利食い売り優先の動きで、取引高は先週よりやや減少気味。皆、週末
にかけての年金売りを警戒している。

また、本日伸びきれなかったのは神田財務官の「足元は急速で一方的だとみ
られる。行き過ぎた動きには適切に対応したい」との円安警戒発言。

仮に、円高介入なら円高・株安の構図から、ここで株を買っても水が差され
るとの連想から警戒感が出て伸び悩んだということ。

つまり、先週末にかけての下落の自律反発と、ワグネル反乱の先回り売りの
買戻しが主体だったことになる。


GPIFのリバランス売りは今週末までだが、ETFの配当捻出売りは来週
末にかけて。この分の金額が1兆円越えと見られている。

ただ、受け取った配当は再投資に回る分もあり、すべてが流出するというわ
けではない。


日経平均、TOPIXとも本日の日足は十字線に近い足型となった。上昇や
下落が続いた後でこの足が出ると相場の反転を示唆する。

が、中途半端の位置で出現すると気迷い足となり、翌日からこれまでの流れ
が続くことも少なくない。

その意味では今回は下げ足りないが、先週末からあまりに弱気に傾きすぎて
いるため一度戻ってもおかしくない。



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