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日本回帰で長期金利上昇抑制 [株式]


8月相場最初の取引は大幅続伸。日経平均株価は304円高の33476円で
大引け。プライム市場の出来高は16.7億株、売買代金は4.3兆円。

昨晩のNYダウは100ドル高、NASDAQ指数は29ポイント高。

昨日ほどではないが本日も取引高は高水準。売買代金は4兆円越えは過去にも
そうあるわけではない。

本日は、月初ということでファンドの設定なども寄与した影響もある。月初高
のアノマリー通り。


10年債利回りは6%台でどんどん上昇していく感じではない。機関投資家が
米国へ流していた資金を回帰させ、円債投資を始めたとの声が聞かれる。

結果として、米債に売り圧力→米金利上昇となり、国内では円債買い・長期金
利上昇抑制となる。

これにより、日米金利差は横ばいないし、やや拡大。このためドル円相場はや
やドル高の動きとなる。

つまり、日本の10年債金利がゆっくり上昇したとしても、片方で米金利も
上昇するため円高に向かいづらいという理屈となる。


足元で142円台ながら、145円台近くまで円安が進行する可能性がある。
とすると、これは株式市場にとっては追い風要因。

すでに昨日高値を取ってきたTOPIXは本日14ポイント高となり高値追い。
日経平均は33488円まで上昇し、高値まであと300円弱となった。


その中でちょっと気になる動きが出ている。強い相場がNY市場・東京市場以外
に、WTI原油の80ドル台、NY金の2000ドル台回復と、他の市場も高いこと。

これらが同時に高くなることは本来はない。それが起きているということは、
ある日一度に全市場が急落しかねない。



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