日銀会合結果を先取り? [株式]
27日の株式市場は反発。日経平均株価は41円高の28457円で大引け。
プライム市場の出来高は11.9億株、売買代金は3兆円。
昨晩のNYダウは228ドル安、NASDAQ指数は55ポイント高。
NY安を映し続落基調で始まったが、寄り付いた後、深押しすることはなく
徐々に切り返しの動きとなり、引けはプラス圏へ。
NYダウは200ドル以上下落したが、SP500からは100ドル安程度で、
NASDAQと合せ実態はそこまで悪くなかったこともある。
だとしても、地合いは強いは否めない。本来ならこの辺りで、投機筋の売り
仕掛けで28000円前後まであっておかしくないが、そうした気配はない。
それどころか強い動きを見て高値更新の声も盛り返してきている。
また、本日の強さは一つは明日の日銀会合の結果で、現状維持→ドル高基調
を先取りしたこともあるだろう。
植田総裁はすぐの変更を否定している。拙速に修正すれば、年後半に予想さ
れるインフレの低下時に下押し圧力がかかりすぎると国会で答弁している。
もう一つは今晩の米GDPの発表を先取りした分があるかもしれない。これ
までも経済指標の発表内容が漏れていたことを伺わせる動きが見られた。
一方向に続かないのは昨日指摘の通りで、上に行くと見せかけて梯子外しの
展開もある。
もし、高値更新する場合は足踏みして力を貯めてから一気にぶち上げる展開
だろう。今年2月下旬から3月上旬に見られたパターン。
逆に、下値支持線で切り返した本日安値を割り込むと28000円割れが見える。
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