バフェットの意味深なタイミング [株式]
12日の株式市場は4日続伸。日経平均株価は159円高の28082円で
大引け。プライム市場の出来高は9.9億株、売買代金は2.4兆円。
昨晩のNYダウは98ドル高、NADAQ指数は52ポイント安。
バフェットによる日本株買い増し報道は予想以上の効果をもたらしている。
特に今回は訪日し、企業トップと会談をこなしながらの発言。
その分だけ本人の意気込みの違いをマーケットもそれを感じ取っている。米国
ではマスコミがバフェットの日本株投資を特集として組んでいる。
これは、外人投資家への影響も少ならかず出てくる。バフェットの実力を知っ
ているためだ。
しかも、年度替わりでありミニ金融危機が起きた直後というタイミングが意味
深だ。ここで、バフェットが積極姿勢を見せた意味は小さくない。
もちろん本人はいくらいい会社でも割安と判断した株価でしか買わず、基本的
に長期投資。目先の下落しても一喜一憂するスタンスではない。
またタイミングといえば、今年1月に東証が上場企業の価値向上を提言し、3月
末にもPBR1倍を下回る企業に対して檄を飛ばした。
目先は今晩の米消費者物価指数が焦点。仮に上昇した場合は明日の東京も好感
するだろうが、これまでSQ前後がピークとなったことも多く要注意。
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