足場がない位置で引けた日経平均 [株式]
22日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は368円安の27104円で大引
け。プライム市場の出来高は12億株、売買代金は2.8兆円。
昨晩のNYダウは697ドル安、NASDAQ指数は294ポイント安。明日の東京
市場は天皇誕生日で休場。ただし先物は祝日取引。
金利上昇に耐えかねてNY市場は大きく崩れた。これまで保ち合いだったもの
が下放れした形。
足元の金利上昇は今に始まったものではなく月初から上昇しており、先週も3.7%
を越えてきていた。それが4%直前まで来たことでNY株は耐えられなくなった。
これを映した東京市場もさすがに大きく崩れた。ただNYの下落幅を考えると、
そこまで酷くはない。寄付きが27200円台と200円安程度だった。
これまでの底固さを意識し控えめな下げ幅の寄付きだった。結局、現物のザラ場
安値は27046円とギリギリ大台を維持。
下落時の目安の27000円前後まで一気にきたことになるが、ここまで下落したな
ら、ザラ場で26938円までの窓埋めをしてほしかった。
本日終値は、その窓開け翌日の安値27150円を下回り宙ぶらりんの状態。つまり
足場がない位置。TOPIXが同位置まで、10ポイント以上あるのが救い。
本日窓開け陰線と下げが加速しておかしくない足型なため、明後日に一気に窓埋
めしてもおかしくない。踏ん張りどころ。
過熱水準にあった騰落レシオは118まで低下。NTY倍率は13.72と0.3ポイン
ト低下。プライム市場のPERは13.89倍と14倍を割り込んできた。
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