GSの先物大量売りが頭を押さえる
2月2日の株式市場は続伸。日経平均株価は55円高の27402円で大引け。
プライム市場の出来高は11.9億株、売買代金は2.8兆円。
昨晩のNYダウは6ドル安、NASDAQ指数は231ポイント高。
昨晩のFOMCは予想された通り0.25%の引き上げとなった。これで政策
金利は4.5~4.75%となる。
ターミナルレートの5%強まで0.25%をあと2回程度ということになる。
パウエル議長の発言も、引き続きの利上げ継続を示唆した。
ただ、いずれも想定内だったことと必要以上のタカ派発言にはならず、経済デ
ータ次第と含みを持たせたこともあり市場は買戻し優先の動き。
NYダウはほぼ変わらずながら、SP500が42ポイント高とNYダウ換算
で300ドル以上上昇となり実態は大幅高。
東京市場もこれを映して高く始まったが、伸びきれずにヨコヨコの展開。ただ、
TOPIXは7ポイント安となり連続陰線。これで2日連続の順下がり陰線。
日経平均がプラスだったのはユニクロが1社で67円引き上げたためで、実態
はTOPIXの通り。
そのTOPIX先物はゴールドマンが4200枚もの大量売り越し。これまで
の買い越し分の手仕舞い。結果的にこれが上値を抑えた。
ドル円が128円となっても大きく反応しなかったのは、これまでとは違った
動き。背景には外人買いがある。
先週外人は現物を3000億円、先物を1兆円、計1兆3千億円買い越した。
現物は1月2週以来3週連続の買い越し。
先物は12月の売り越した分の買戻しで、まだ全部買い戻せていないとの見方
がある。
それでも先週1兆円越えの買い越しと昨日今日のゴールドマンの動きを見ると
いいところまで来た印象。
明晩は米雇用統計で、これが市場予想通りであれば一段と円高進行がある。そ
の場合、東京市場は踏ん張れるかに注目。
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