頭打ち近づくNY市場 [株式]
先週末のNYは一時大幅に下落したが引けてみれば続伸。NYダウは32ドル高な
がらSP500は36ポイント高。これはNYダウに換算すると300ドル高に相当。
これまでNYダウが先行して上昇していた動きから、SP500とNASDAQが出遅
れ修正高となってきたということ。
チャートを見てもNYダウはそろそろ頭打ちに対して、後者の2指数はもう少し
あってもおかしくない形。
後押ししたのは10日発表の消費者物価指数だが、これが予想以下となったこと
でポジションの巻き戻しが起きているわけ。
予想以下といっても8%が7.7%になっただけで、これで利上げが終了というわ
けではない。
つまり、テクニカル要因での上昇ということで、大底確認からの上昇相場と捉
えるのは別。来年は逆業績相場の展開が待っていると見るのが筋。
週明けの東京株式は140円割れの円高を受けて一服となったが、日経平均300円
安のうち180円分はソフトバンクGによるもの。
外人が11月1週まで2週連続で買い越しており、おそらく先週も買い越し。これが
途切れると、日本株も崩れる。牽引役がいなくなるためだ。
仮想通貨業者のFIXが破たんしたが、その影響はあまり出ていないのが解せない。
関連会社130社、負債総額は1兆~8兆円と噂され確定に時間がかかる。
日本では顧客資産は分別管理されており大丈夫というが、米国の破産により日本
の資産も被害者全体の資産保全の対象となるとの見方もある。
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