安寄り後の切り返しで３連陽

週明け24日の株式市場は反発。日経平均株価は66円高の２７５８８で大引け。

東証１部の出来高は10.8億株、売買代金は２．６兆円。

ＴＯＰＩＸは2.6ポイント高、マザーズは1.3ポイント安。ドル円は113円台。

先週末のＮＹの大幅下落を受け東京市場は27258円で寄り付いた。ここから

27000円安の攻防に注目していたが、一段と売り込まれる動きとはならず。

ザラ場安値は27203円まで。そこから引けまでじり高となり先週末比でプラス

引け。

これはちょっと意外な動きで、おそらくは年金マネーが支えた。プラスにはな

ったが出来高は薄く、底入れを見るには好ましい動きとは言えない。

これで先週木曜日から安寄りし切り返す動きが3日連続となった。つまり3連続

陽線。これは底打ちを示唆する足型だが、それには下落幅がもう少し欲しい。

一度ザラ場でも27000円を割れれば、切り返しやすくなるが、中途半端だとダ

ラダラ相場が続きかねない。

また先週水曜から本日まで東証1部の予想ＰＥＲは4日連続の15倍割れ。昨年は

買いサインだが、今年は14倍まで見ておく必要があると以前指摘しておいた。

目先は26日のＦＯＭＣが最大の焦点だが、ウクライナの動きも騒がしくなって

いる。過日、バイデン大統領が小規模なら認める発言をして騒ぎとなった。

もしロシア軍が動き出せばリスクオフからマーケットは荒れるだろう。23日に

ウクライナ米大使館職員の退避命令が米国務省から発令されたことは気がかり。