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裁定買い残は連続1兆円割れ、売り残も急減 [株式]


26日の株式市場は小幅続落。日経平均株価は14円安の32668円で大引
け。プライム市場の出来高は12.6億株、売買代金は2.7兆円。

昨晩のNYダウは26ドル高、NASDAQ指数は85ポイント高。


寄り付き直後に急伸していたがすぐに叩き落され時間足で大陰線。何としても
上に行くのを阻止したい動き。

といって、32500円割れてもどんどん売ってくるというわけではなく、
しばらくして32700円台。上も下にも行かせたくない連中がいる。


ここで裁定残高の状況を見ると、買い残は21日現在で9393億円と前週の
8895億円に続き1兆円を下回ってきた。

6月23日の1兆5100億円から1ヶ月で約6000億円減少したことになる。半減
まではいかないが40%減と急速に裁定解消が進んだことになる。

そして注目は売り残で、21日時点で280億円。本日発表の24日の売り残株か
類推すると足元では200億円を切っている。

これは6月上旬から10分の1以下の水準である。つまり裁定解消買いも同時に
進んでいるという訳。これは先物と現物のサヤが縮小しないため。

これが理論値以下に縮小すると、つまりサヤがつぶれると裁定売りが入りやす
い環境となる。

では、なぜサヤが必要以上につぶれないかというと、それは先安感が広まらず
先物が必要以上に売られないため。

現在は裁定買いも売りも減少の流れで、それと裏腹の関係で指数は往来相場を
続けている。

つまり、裁定ポジションも待機資金が積みあがっている状態。裁定取引は動き
出した方に助長する力となるため、日銀会合以後はしばらく要注意。


なお、日銀会合はエコノミストの4割が変更を予想としているという。第一報
でどう報じられるか。その表現ごとにアルゴが走る方向がセットされている。



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