しばらくヘッジ売りが入り始める局面 [株式]
22日の株式市場は反落。日経平均株価は310円安の33264円で大引け。
プライム市場の出来高は14.5億株、売買代金は4兆円。
昨晩のNYダウは102ドル安、NASDAQ指数は165ポイント安。
東京エレクとアドバンテストで日経平均を188円引き下げた。さらにユニクロ
とSBGを入れると250円分だ。
本日の下落のほとんどはこれらで説明がつく。実際、TOPIXは1ポイント
高と踏ん張っている。
昨晩のパウエル議長の議会証言で年内の利上げが示唆されたことでNY市場は
下落したことになっている。
だが、これはFOMC後の記者会見でも既に言及されており、新たな皆知って
いること。
それでも下げたということは、FOMC後のNY市場が2回利上げを織り込み
切れていなかったということだろう。
先週の投資主体動向を見ると、外人が現物を6410億円かい越す一方、先物で
6580億円売り越した。つまり外人はほぼ相殺した形。
個人は現物で5770億円の売り越し。年金は820億円の売り越し。外人の先物
売りは何か。おそらく先回りのヘッジを入れ始めたのではないか。
昨日指摘の21兆円規模のリバランス売り分のヘッジが入り始めたとしてもお
かしくない。
また、月末にかけ年金のリバランスによる株式売りが入るといわれ、さらに
7月上旬にはETF分配金捻出のための換金売りが予想されている。
それらが見えている連中の先回り売りが、これから頭を押さえることになる。
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