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植田総裁が即座の現状変更を否定 [株式]


週明け10日の株式市場は続伸。日経平均株価は115円高の27633円で
大引け。プライム市場の出来高は8.2億株、売買代金は1.9兆円。

先週末のナイトをそのまま踏襲した形でザラ場の値幅は小さい。外人が参戦し
ていないため取引高も薄商い。

先週末の米雇用統計の結果を受け、5月のFOMCで利上げ予想が高まったこ
とも上値追いしづらい。


明後日(12日)に米消費者物価指数が発表されるが、市場予想はプラス5.2%
と前月の6.0%から大幅低下の見通し。

仮に市場予想通りとなった場合、市場はどう反応するか。利上げは確実と見る
だろうが、NY市場は織り込み済みと見て底堅い展開か。



3月調査分の景気ウオッチャー調査が発表された。現状DIは前月の52.0から
53.3へ上昇。先行きは50.8から54.1へ大きく伸びた。

現状の内訳は家計部門の飲食、サービスが好調。企業部門の製造業も50を回復。
先行きでも飲食、サービスが好調、企業部門は製造業、非製造業とも伸びた。

つまり、現状・先行きにかなり明るさがでてきたことが読み取れる。同指数は
ほぼ現在進行形の統計であり、コロナが明けてかなりマインドが変化した印象。



いよいよ植田日銀が始動したが、本日、植田総裁が岸田首相と会談。就任会見
での主なコメントは以下の通り。

「政府との共同声明を直ちに見直すことはないと一致」
「総合的に判断し点検や検証はあってもいい」
「現行のYCC継続が適当」
「現状、日本では金利を大幅に上げる状況ではない」
「マイナス金利政策、継続するのが適当」

つまり、すぐには金融政策を変更しないという訳。これで今月の日銀会合での
上限引き上げの可能性はなくなったと見ていい。

それを無視して、投機筋が日銀プレーを仕掛けてくるかに注目。普通は無理筋
だがまだ可能性は消えたわけではない。



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