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先導していた分、TOPIXの下げがきつい [株式]


14日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は610円安の27222円で大
引け。プライム市場の出来高は19億株、売買代金は3.9兆円。

昨晩のNYダウは90ドル安、NASDAQ指数は49ポイント高。


NYダウは小幅安だったが、東京市場は昨日の流れを引き継いで大幅安。海外
投資家がリスク資産の圧縮に動いている。

それまでTOPIXが上昇を先導していたものが、完全に逆回転。NY市場と
も金融セクターが叩き売られている。


2月22日に13.72まで低下していたNT倍率が、本日は13.98まで拡大して
ることがTOPIXのダメージの深さを示唆。

おそらく今週の海外投資家は1兆円規模の売り越しだろう。対して国内勢が買
い向っているが、どうしても逆張りは売り圧力に押し込まれてしまう。

日経平均は終値27222円、ザラ場安値27104円と既報済みの目安まで下落し
てきた。壊れた相場は反発してももう一度下を試すことが多い。

通常は次の下落で27000円以下となるが、期末の配当取りや配当再投資の動
きもあり深押しは回避できるかもしれない。

バイデン大統領が預金者保護を明言したが、これはすでに報じられていたこ
とで新鮮味なし。銀行不振が続く限りは市場は乱高下を余儀なくされる。


その意味でも、今晩の米消費者物価指数は要注目。市場予想は総合が6.0%、
コアが5.5%でこれを上回るとFOMCで利上げ確実でNY市場は波乱。

予想以下の場合、市場はやや安心だがリスク資産の圧縮は続きそう。また、
銀行懸念を沈静化させるために今回は利上げを見送る可能性もある。



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