SQ前後で目先の戻り一巡か [株式]
11日の株式市場は続伸。日経平均株価は270円高の26446円で大引け。
プライム市場の出来高は10.5億株、売買代金は2.5兆円。
昨晩のNYダウは186ドル高、NASDAQ指数は106ポイント高。
東京市場はこれで4日続伸。ただし、明晩の米消費者物価指数発表前に様子見
姿勢も強い。買い戻しで戻っている状況で、新規の買い意欲は見られない。
足元の上昇に対し、「岸田首相が日本にいないため」とネット民の声が上が
っていた。「もう戻ってこなくていい」とも。
本日の騰落レシオは94.5。仮に、明日明後日が横ばいでもニュートラル
の100に到達することになり、目先の目標達成感が出る。
戻り・押しの目安として使われる25日移動平均線は26900円台へ切り
下がってきた。
明日明後日が横ばいないし小幅高として26800円台となる。とりあえず
の戻りメドはこの27000円手前辺り。そこから短期二番底の動き。
明晩の米消費者物価指数に関し、市場は6.5%と、前月の7.1%から一段
と低下すると見ている。
普通に考えれば低下は株価上昇だが、織り込んでいる分があるため、出尽くし
の可能性も否定できない。
ただ、6.1~6.3%辺りまでの低下も否定はできず、ここまで急停止化し
た場合はNYダウは一段高となる。
そして、翌日13日のSQ値は高値決着となり、27000円台での幻のSQ
となる可能性がある。
なお、来月発表の消費者物価指数から項目別のウエイト調整が行われるため、
全体的に押し下げ方向に働くとなる模様。
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