個人の大量売り越しは岸田政権への失望 [株式]
17日の株式市場は反落。日経平均株価は97円安の27930円で大引け。
プライム市場の出来高は10.6億株、売買代金は2.8兆円。
昨晩のNYダウは39ドル高、NASDAQ指数は174ポイント安。
ダウは小幅安だったがSP500は32ポイント安であるため、250ドル安とい
うのが実態。
東京市場も200円程度の下落はあってしかるべきだが、そこまでは下落しなか
った。ドル安円高がネックラインの139円で止まっていることが大きい。
もちろん外人が本格的に売りを出していないのがある。本日発表の先週の投資主
体動向を見ると、外人は現物が△5200億円、先物が△2100億円と大幅買い越し。
ミニSQの分を割引く必要があるが、現物の買い越しはこれで3週連続。彼らが
売らないうちは日本株は大きく崩れない。
外人の買いに対し個人が現物・信用合せて6500億円の売り越し、先物で2500億
円の売り越しとなった。それだけ先高を見ていないことになる。
元々個人は慎重な見方が多いが、先に指摘した景気ウオッチャー調査で先行き
景気が低下するとの同調査の見立てと合致している。
何より個人を慎重にさせているのが岸田政権への失望というか不満だろう。特に、
このところ聞こえてくるのは増税の話ばかり。
道路利用税を検討など、頭がいかれてるのではないか。潰されることは目に見え
ているが、こうした増税が表面化した時点で岸田政権への不満が増大する。
岸田首相は財務省に取り込まているという声があるが、そうではない。彼は財
務相から派遣された傀儡子。
取り込まれるも何もパシリだ。増税話ばかり噴出するのは当然。個人投資家は
それを感じ取って、上昇した際に戻り売りしている。
本日は出来高が減少。頭は重たく一度調整が必要。
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