中小型が崩壊、225は28000円割れ [株式]
19日の株式市場は大幅続落。日経平均株価は790円安の27467円で大引
け。東証1部の出来高は15.1億株、売買代金は3.5兆円。
昨晩のNYダウは543ドル安、NASDAQ指数は386ポイント安。SP
500は85ポイント安。
昨晩のNY市場は大幅安で、NYダウに採用されているゴールドマンサックス
が下方修正で1社で174ドル引き下げた計算。
だが、SP500やNASDAQ指数を見ると、大幅安となっており、全体的
に売られたことがわかる。
来週のFOMCで3月に0.25が0.5%の利上げとなるのではといった観
測が出ていた。それほどインフレ懸念が強いということ。
これは毎月発表される物価上昇率を見ても明らか。つまり、FRBが後手に回
っているということ。
東京市場もNYを反映し朝から弱い。しかも、窓開け大幅陰線と足型は良くな
い。これで28000円強のペナントを割り込んできた。
朝から下落していたが前引けでTOPIXは▲2%に達しなかったため日銀E
TF買いは入らず。それが後場戻らなかった要因。
日銀が入らないと見るや、投機筋は後場も安心して売ることができるため後場
は一段安となる。
これでペナントが崩れた形になり、27000円前後が当面の下値メドとなる。
10月のザラ場安値27293円に対し本日は27314円とほぼ顔合わせ。
他指数ではTOPIXは10月以降の安値を割り込んだ。8月安値の1877
がメド。
ハイテクの影響が大きい日経500はすでに昨年6月以降の安値を割り込んで
おり、5月安値2562を残すのみ。
日経JASDAQ指数は昨年来安値を更新。東証中型指数・小型指数とも昨年
4月以降の安値を更新。
NY市場も金利上昇局面でセオリー通りに小型株ほど売られる傾向となってお
り、年内続きそう(東京市場含む)。
目先的には来週25・26日のFOMCまで調整すれば一度、戻しやすい時間
に入る。
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