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円買い介入で150円はあるか [株式]


ドル円は156円台で推移。昨日、160円を付けた後、円買い介入により154円台
までドルが下落。

神田財務官は介入に関しては「ノーコメント」としながら、表情からも笑みが
漏れバレバレ。

彼を追いかけていたマスコミ連中もまた介入待ちだったことがわかる。これで
介入がなければ彼らからも非難の嵐だったことは間違いない。


現在の156円台は日銀会合前の水準で、植田総裁の会見を受けて一気に160円
台まで円安が進行した。

日銀会合の前の晩にイエレン長官の動きは昨日配信した通りだが、それを否定
するかのように神田財務官は介入したことになる。

だが、これは急激な動きを牽制としてイエレンも了解済みだろう。事実、日銀
会合前の水準で止まっており、150円に向けての介入はしていない。


ではこれで介入は終わったのか。取引が薄くなるGW中の祝日は3日(金)、
6日(月)があり、介入があるとすればここだろう。

イエレンは日銀会合時の水準までは容認しても、はたしてそれ以上の150円は
容認するのか。普通に考えて容認しない。

だが、上記発言は昨日も指摘した通り、株価が底割れの動きを見せ10年債が
4.7%台から上昇を強めていた際の発言。

現在はNY株は切りかえ氏10年債も4.6%台へ低下した。つまり緊急を要する
局面でもなくなったため、イエレンが容認してもおかしくはない。



今後は政府管轄の米経済指標はおそらくインチキしてでもインフレを抑える
数字を出してくる。

ここで落ち着かせないとバイデンの巻き返しはない。その意味では昨日の
160円はもうドルの天井の可能性がある。

米国のインフレ抑え込みはNY株にとっては追い風で、東京市場も同じ。目先
介入の可能性は残すが、その際の株価下落は買い局面か。



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彷徨う日柄 [株式]


東京株式市場は大幅安となっている。昨日の急上昇のうち返し。昨日、来種
でイレギュラーな動きは来週いっぱい続くとしておいた通り。

ドル円が155円台に入った。ネットでは160円の声が多く聞かれ介入も効果
ないとの見方がどうかしている。だがそれは甘い気がする。

ストップロスを巻き込んだら値幅が出て、その後は戻りを抑えられる。ドル
は水準よりタイミングの問題で、あとは神田財務官がGOを出すかだけ。


困るのは一時的にしろ円高が急速に進行すると株式市場が下落反応すること。
せっかく戻り歩調となっても、元の木阿弥となりかねない。

これまでのように実需の外人投資家の買いが入ればいいが、そうでないと
先物を使った投機筋の独壇場となる。

その為にも米長期金利が落ち着く必要がある。その点、現在4.6%で推移し
おりまだ低下基調へ転換していない。


この米金利の上昇が止まらないうちは株式市場は脆弱なまま。米雇用統計は
掛け持ちパートの数が含まれておりこれが急激に低下するとも思えない。

消費者物価指数は、米在住者からは物価上昇は続いているとの声も上ってお
り、ここからの一段の低下はどうか。

これらの5月発表前では、明晩のPCEデフレーターとミシガン消費者信頼感
指数。前者の市場予想は2.6%、後者は77.9ポイント。



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買戻し主導で一気に38000円台回復 [株式]


24日の株式市場は大幅続伸。日経平均株価は907円高の38460円で
引け。プライム市場の出来高は17.4億株、売買代金は4.5兆円。

昨晩のNYダウは263ドル高、NASDAQ指数は245ポイント高。


NY株高を映し東京市場は300円以上高く寄付いた。それでも500~600
円高がせいぜいと思いきや、よもやの900円高。

昨年以前とは値幅の出方が違ってきているとは指摘しておいた通りだが、それ
でも900円高はない。先週末の1000円安は明確な中東懸念材料があった。


もう少し足場を固めてから38000円台回復と見ていたが、それを前倒しす
る動き。イレギュラーな動きは来週いっぱいが対象期間。

これで先週末の37068円が当面の底となったことは間違いないだろう。と
いって、このまま40800円の高値を更新してくると見るのははやい。


チャートは日経平均よりTOPIXのほうが良型。日経平均はバブル期高値を更新
したがTOPIXはまだなため、ここからはTOPIXが牽引しておかしくない。

信用買いが大量にぶら下がっている半導体。AI株は戻り売りが控えている。
日銀会合、決算発表、介入が目先の焦点。

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円買い介入さらに近づく!? [株式]


23日の株式市場は続伸。日経平均株価は113円高の37552円で大引
け。プライム市場の出来高は14.3億株、売買代金は3.7兆円。

昨晩のNYダウは253ドル高、NASDAQ指数は169ポイント高。

NY市場が切り返しNVIDIAも反発。さらに、SOX指数も上昇に転じたこと
で東京市場も続伸となった。


ただ、この日の足型は高寄りしてダレテ引けたため陰線ととなり、続伸と
いっても強い動きではない。出来高15億株割れからもうかがえる。

これは午前中の鈴木財務相の国会でのコメントが遠因としてありそうだ。
「G7で為替を含む過去のコミットメントを再確認した」
「行き過ぎた動きには適切な対応を取っていく」
「環境が整ったと捉えられても良い」

といったもので、特に最後はこれまでン発言をさらに踏み込んだ。すでに
介入の準備が整ったとまで言っている。


後はタイミングということだが、可能性としては日銀会合の結果が発表さ
れる週末26日かもしれない。

植田総裁が今後の利上げに前向きなスタンスを示すことに合わせて介入を
実施すれば効果的。次元に植田総裁とは擦り合わせている可能性がある。

もう一つは来週のGW。ここで一気に150円割れまで持っていく算段か
もしれない。GWはいつもより市場参加者が少ないためより効果的となる。


いずれにせよ、介入が実施されて円高となれば株安に反応するだけに、
ここから戻りを買っていくにもリスクがある。

個別株を見ると東京エレクは50円高ながら、アドバンテスト24円安、
ディスコ1220円安など半導体株は総じて軟調。

また、昨日指摘したトヨタ、日立といった主力株も安い。大きく崩れた
後だけにポジション調整に追われていそうだ。日銀会合と決算発表待ち。



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